2018年03月29日

産後に腰を締めては幸せにならない

たいせつな骨盤の話をします。

もし、出産を控えた方や

これから子どもを考えている方がいらっしゃったら

読んでください。





一人目のソラを産んだあと

助産師さんが毎日通ってきてくれました。

背中や脚を蒸しタオルで温めたあとオイルマッサージをしてくれて

そのあと、腰をくーっとゴムベルトで締めてくれました。

それから産後に「トコちゃんベルト」をすすめてくれました。


「産前よりもスタイルが良くなってほしいですからね」

と、優しく熱心な助産師さんは言ってくれます。


そうすると、お産でひろがっていた骨盤は

するすると元どおりに締まったのです。






マッサージしてもらっている間

「人生の中でこんなに他人に

 大事にしてもらったことがあっただろうか・・・」

と毎回感じるほどに、助産師さんの

真摯なしごとぶりと、愛をかんじました。







しかし

なにやら私の身体がへんなのです。

実家で母がつくってくれたごはんを食べるとき

手に持っているご飯茶碗や味噌汁椀を

毎日のように手からすべりおとしてしまう。

自分の身体がコントロールできない。




子どもが生まれて、すごく幸せな氣持ちのはずなのに

胸のあたりがもやもやと寂しく悲しく

涙がぱたぱたと、あとからあとからでてくる。




自分の心と身体と頭の感じかたのズレが

氣持ちがわるいのです。



生まれてきたばかりの子どもは

無条件にかわいくて

見ているだけでどきどきするくらい

幸せをかんじているのに、




胸の中を風が吹き抜けているかのように

心が虚しいのです。




これはもしかして

「産後ウツ」っていうものなんだろうか?

さすがにわたしも疑いました。



果ては、実家で母と喧嘩にもなり

証太とは電話で喧嘩になり



わたしは子どもの顔を見ながら

毎日のように泣いていました。

ぜんぜん泣きたくないのに、胸が苦しいのです。




その後、

岡山へ子どもと一緒に帰ってきました。

相変わらず

子どもはめいいっぱい可愛いし

子どもの世話は眠いけれど苦になりません。


ただ、虚しい心のうちは変わりません。





その後、しばらく、お産の本を読んだり

いろいろな方のブログを読んだりしているうちに

わたしのこの不調は

「産後に骨盤をしめたためだ」

ということに氣がつきました。






骨盤のことについて

このホナミ先生のブログはとても勉強になります。


名古屋サロンHONAMI 骨盤リセットボディメイク

「トコちゃんベルトのホント。」







お産をするのは、生死の境目にたつようなことですね。

「もしかするとこれで死ぬのかもしれない」

そんなことを全くおもわずに

お産を迎える人も少ないのではないでしょうか。




その象徴ともいえるのが骨盤です。

今まで、そんなことは一度もなかったことなのに

子どもの誕生でいきなり骨盤がぐわっと開きます。



出産以外で、そんなことがあったら

人は死んでしまうとおもいます。



ただ、お産の時には、それが可能です。



わたしは、こうおもいます。

骨盤ががばっと開いた時

女の人は、一度死んで生まれ直すのだと。




母になると、がらっと変化する人がほとんどです。

自分で今までの自分を忘れてしまうほどに。



これは、脳科学者によると

出産によるホルモン分泌で脳が変化するため

らしいです。



骨盤のことを考えると

開いてしまったというのは

「あの世」へ行ってしまった状態なわけです。



お産という、命がけの行為を行って

あの世から子どもと一緒に

「この世」へ戻ってきます。



出産して幸せなのは

子どもの顔を見ているだけで

ホルモンが放出している状態です。

このホルモンのおかげで

お産の痛みにも耐えられるし

産後に子どもの世話もできるのです。




この状態を、なるべく長く続ける

そして、ソフトにグランディングしていくのが

「産後ウツ」を感じずにすむ方法です。



そのためには

「骨盤は無理矢理しめてはいけない」のです。








7年後に、もういちど出産したわたしは

今度は骨盤をなにも触らず

起きるのもトイレに行くくらいで

骨盤が自然に元の位置までもどるまで

布団に寝て、子どもの顔をみながら過ごしました。



そうすると、今度は

幸せすぎる、という状態を経験しました。



子どもが生まれてからずっと

布団の上にいるだけなのに

部屋の景色が

キラキラキラキラ 光っているように見えるのです。



今度は、ひとり布団の上で

100%幸せの涙を流しました。


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あの時は、もう言葉ではなくて

ああ、女として人として、最高に幸せだ

女でよかった、人間でよかった。

子ども、かわいい。

証太、ありがとう、空、ありがとう。

生まれてきてくれた赤ちゃん(名前がまだなかったので)

ありがとう。

世界ありがとう。お父さんお母さんありがとう。



そんなかんじの光、キラキラした想いが

わたしの心の中を満たしてくれるのです。

あんな幸せは生きている間に

もういちど味わえるかどうかわかりません。

至上の体験でした。宗教体験のようなものかもしれない。










二度の出産でわたしは、

おもいもかけず

骨盤をどうすると自分がどうなるのか?という

実験をしていたのです。



わたしの経験からの結論は

やはり、骨盤は締めないほうが、いいんじゃないでしょうか?

ということです。





きっと

すすんで産後ウツになりたい人なんて

いないとおもうのです。



骨盤はしっかり寝ていたら

そのままゆっくり放っておいても

ちゃんと元の位置まで戻りましたよ。




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posted by terra at 01:37| 岡山 | こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月22日

自宅出産と親の説得



「自宅出産を、親にどうやって説得したの?」

と、以前に友人に聞かれて

それで出産当時を思い出してながら考えたんですが


自宅出産することで
親を説得はしなかったのです。

説得というよりも
親の不安を聞き出して

その不安を打ち消すような資料を
助産師さん(広島の前原英子さん)
に見せていただいて

ということをやっていたわけで

説得というより、「説明」です。


自分のこころは「自宅で産む」と決まっているので
そうしたらもう、自分に都合のいい情報しか
入ってきません。



わたしは1回目の自宅出産の時には

親の実家で産ませてもらったので

礼儀として自宅出産のハウツーだの

「説明」を両親にしたのですが、







2回目の自宅で家族だけ出産(無介助)の時は

自分の親は、無介助でやると言ったら

必ず反対するし、心配して、駆けつけてくる

と、分かっていたので


生まれるまで、内緒でした。


もちろん、子どもが生まれることは言っていましたが

今回は助産師さんを呼びません、ということは

言っていませんでした。



親を説得する労力なんて

使っている場合じゃないですから。


説得して、その山を越えたところで

そこには、なにもほしいものは無いですからね。





だから、この質問をもらった時おもったのだけど

この友人が、なんでそんなことを聞くのかというと、




1

妊娠出産ということに
なんらかのブロックがある



2

説得しなければならない人を
自分の外側につくる





1→2  という状態で


2 をいくらがんばっても

1 は改善しない






3

自分の妊娠出産にたいする
ブロックがなになのかを
内観する


1→3 の方が効果がある
(妊娠できる)




ということなんですね。




これは、自宅出産に限らずなんだけど
やりたいことは、誰も説得しなくても
大人なんだから自分で勝手にやったらいいとおもう。

出産はじゅんすいで主体的なこういなのだから
一番に尊重されるべきは
産む本人の意見だとおもうんだよね。


お母さんたちは
いろいろと人生の先輩として
アドバイスをしてくれるんだけど
愛情はあれど
アドバイザーとして適役かどうかはわからない。


たとえば、
わたしの母の世代(1947年生まれ 団塊の世代)は

自分が生まれる時には自宅で誕生して
自分が産む時には病院で産む

人がほとんど、という
とっても妊娠出産の文化的歴史の中で
変化のある時代に生まれた人たちなのです。


その子どもたちが「自宅出産がしたい」と相談しても
実体験が無い人が多いので
本人たちは、とても不安が強くて
氣楽に相談にのれないのです。


相談するなら
自宅で子どもをばんばん産んでいた世代の
おばあちゃんにするか


今また日本で、地方を中心に増えている
子だくさんの家族たちの
お父さんお母さんに会いに行くのが良いとおもいます。


.<br />久しぶりに会えた大好きな<br />友だち<br />.<br />近くにいないのは<br />たまにさみしいけれど<br />.<br />友だちのいるとこが<br />増えるということは<br />世界が広がるってこと<br />.

ここんちのお父さんお母さんもおすすめです。
子宝神社みたいな家。5人兄弟のうちの3人、とうちのソラ。






自分の頭の中に
「許可を得て説得しなければならない人リスト」
を作って、誰かを説得できないから
好きなことをしないのは

「ほんとうは、自分がそれをやりたくないから」

なのです。


「ほんとうは自分はそれを絶対にやりたくない」
を、自分で認めると楽になりますよね。





妊娠したい ⇄ 妊娠したくない

自分の中で、相反する希望を
両方願っていたら
なかなかほんとうにはなりません。



ある友人は
妊娠したいんだけど
なかなかしない、というので

話を聞いてみたら

「そもそもセ ッ ク スが嫌い」

というブロックが上がってきて













そりゃできないだろ!! 

ってなりましたよ。



でも、こういう人は

けっこう多いよね?











あとからだったら自分でつっこんで

笑えるようなことでも



自分ではっきりと認められるようになるまでには

意外と時間がかかったりするものですね。









てらぞのゆう





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posted by terra at 21:50| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

昔の日記から「21日後」



ソラが生まれた時のこと、昔の日記です。


助産師さんは二人ペアだったのだけど

暗い中、懐中電灯つかって

這いつくばって赤ん坊を受け止めて

羊水をさっと処理して

全てをスムーズに進めてくれていました。


それがよく分かったのは

モモの出産の時。

二人とも卵膜に入ったまま生まれてきたのだけど

モモの時は

羊水どば〜

置いてあった布団がびしょびしょー

っていう笑えるお産だったので

この時みたいな

静かな感動を味わう時間、ていうのはあまり無くて

動物的〜ってかんじだった。

全てが終わったら

生まれたてのモモと一緒にみんなぐったりぐっすり

すぐに寝たのでした。

助産師さんて自分を消して仕事してるのね。

ありがたいことですね。


しかし、助産師さんの顔を立てねばならないような

状況も多々あり

この粉ミルクがいい例ですが

わたしはおっぱいいっぱいでるし

ぜんぜんやりたくなかったので

言われたことは守らずに

さっさと止めました。

自分できめられることは自分で決めたらいいと

今ではなおさらそうおもいます。


(ゆ)

2006年12月11日17:01友人まで公開
3 view
ごぶさたです。 

気が付くと子供が誕生してからもう3週間がたっていました。 





前回の新月の日の夜、 

私の実家の一室で、父母が隣の部屋で見守る中 

相方にしがみついて娘を産み落としました。 

陣痛がはじまってから5時間 

助産師の到着から1時間の 

いわゆる安産でした。 


良いだろうと思って計画した実家での出産でしたが 

想像していた以上に素敵でした。 



娘は、生まれてすぐに私の胸の上で初乳を飲んで 

その後、胎盤がでるまでの間 

目をぱっちりあけてきょときょとしながら 

相方に2時間抱かれて 

お腹の中で聞いていた声のするほうへ顔をむけ 

父母の顔をみまわし 

その後、わたしのとなりでぐっすり眠りました。 


静かに、あっというまに誕生してきた娘。 

産声を元気に2回くらいあげたあとは 

ほとんど泣くこともなく 

ほにゃほにゃといつもご機嫌よくしています。 

それから、彼女とわたしは 

ほとんど家の外へ出ず 
(彼女は一度病院へ行った) 

二人の世話をしてくれている家族以外の人にも会わず 

彼女はぐんぐん成長して 

私はお産の疲れを癒しているのです。 




::: 





産道をひろげて降りてくる赤ちゃんの勢い 

会陰から頭がでてくるときの熱さ 

羊膜をかぶったままの頭を撫でるとぬるりとする感触 

懐かしいような羊水の匂い 




出産のすべてが刺激的だったので 

お産後の1週間は頭がさえてよく寝られませんでした。 



もちろん、寝ているわけにもいかず 



授乳→オムツ替え→うたた寝→授乳→オムツ替え→うたた寝 
(エンドレスで繰り返し) 


とてもシアワセを感じながらこれらをリピートしていたです。 

寝れなくてちょうどいいくらい。 




今までの人生で最も時間が経つのが早かった。 

黄金色のウンチを前に、 

「いいウンチしまちたね〜」とにこにこしている自分など 

今まで想像したこともなかったよ。まじで。 





ミクシはおろか、自分のブログも、メールチェックさえも 

生活からあっさり省かれていて、 

授乳マシーンになっていたのでした。 





母乳は優秀な助産師のMさんの丁寧なマッサージのおかげで 

生まれた翌日くらいからじゃんじゃんでてきた、のですが 

子供が(いわゆる)低体重児だったので 

お産の提携医からの指導が入り 

張る乳を押さえながらミルクもあげていたのですね。 





病院で産んでいたら、保育器入りだったんでしょうが 

色々気をもんだあげく、実家で産んだんだし、 

どうせ言ったわがままは最後までつきとおさせてもらって 

いくら体重が標準に足りなくても 

入院は拒否させてもらいました。 






お腹の中で10ヶ月つきあってきて 
私はこの子供の生命力を感じていたし 

できれば動物のように産んで、 
本能に従って育てたかったんだよね。 






生まれた翌日に病院へ検診に連れて行った相方の話では 

妊婦検診の時から提携のお医者も止めてるのに 

自宅出産を決行した私のことは 

もう、ほっておくことにしたみたいで 

なにも言わず。 

帰りに低体重児用ミルクを、ただでくれたらしい。 



そのミルクさえも、もう途中からあげたくなかったから 

早々と乳だけにしちゃったんだけどね。 

ごめんよ、お医者さん。 

あの人は悪い人じゃないのはわかってるんだ。 



やっぱり「病院」てとこのことを 

いまいち信用できないだけなんだよねえ。 



次に産むことがあっても、なにかできないって 

はっきりした理由がないかぎり 

どうあってもやっぱり自宅出産を選んじゃうからね。 





あ、でも 

相方は完全に母乳だけだったら一度も 

赤ちゃんにミルクをやる体験ができなかったのに 

ミルクをあげることができて 

うれしかったみたい。 



生まれる前には、新生児はこわい、かわいいと思えない。 

と、発言していた彼ですが 

立会い、というより、 

一緒に生んだ、みたいな出産だったし 

生まれてすぐの赤ちゃんの瞳に射貫かれて 

母性ホルモンが脳からどばーーっと出ちゃったようです。 
(女性ホルモン?)



深夜3時間おきに目覚まし時計もなく起きては 

ミルクをつくって授乳して、 

哺乳瓶を煮沸消毒するという 

めんどくさい仕事を嬉々としてしていました。 




普段、夜中なんか地震がきても起きないのに 

母性ホルモン、おそるべし。 

人間ってホルモンに突き動かされる動物なんだねーって 

再確認ですわ。 




ほんと、いろいろ面白かった。出産て。 


posted by terra at 10:52| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から「3日前」

過去の休眠mixiの日記から



そうそう、ルービンシュタインさんの弾くモーツアルトのCD

恵美子さんから借りて

擦り切れるほど聴いてたんだよな(擦り切れないけど)

お腹から出てきたら、ぱたっと聴かなくなったから

あれはやっぱりソラが聴きたかったんだろうなぁ。

今、ソラはピアノ弾くのだいすきだし。

お腹の中からのリクエストだったんだ。





タイトルの3日前っていうのは予定日から数えてってことですね。

次のお産の時には自分で予定日計算してから

産婦人科に5ヶ月くらいで行ったら

やっぱり計算した通りのことを医師に言われた。

あたりまえっちゃあたりまえだけど。

行く意味なかったな、あれは。

予定日っていうのもちょうどその日に生まれる人の方が

少なくないですか。

なんのためかっていうと

病院のためなんでしょうね〜

何回産んでも(もう産みませんが)

わたしは病院じゃなくて

自宅でゆっくり産みたい。



昔の日記みたら、親を説得したり、相方をはげましたり

自分がほんとうにしたいことのためには

粘り強く頑張れるもんなのだなと

過去の自分に感心しています。

がんばってるな〜、わたし。

そのがんばりは、おおいに報われるからね。


(ゆ)








2006年11月11日 「3日前」
臨月に入って 
あと2週間というところで 
実家へ。 


お母さん、上げ膳据え膳ありがとうございます。 


モーツアルト 
アロマオイル 
ハーブティー 

な毎日。 

「ザ・妊婦」です。 





★ 


えてして出産予定日とはあてにならないもの。 




本当に月曜にでてくるの? 

と、皿を洗いながら言うお父さん。 




たぶん、でてきません。 


まだ腹蹴ってるもの。 

でてくる前には動かなくなるって言うしね。 




しかも週末から天気が悪そうなので 

なんとなく、天気の良い日にでてくればいいのに 

とも思う。 






今はもっぱら買ったり貰ったりしたベビー服を洗ったり 

オシメを縫ったり。 



ベビー服は母さんがはりきって買ってくれたので、 


一応選ばせてもらったんだけど 


結局自分自身では一枚もベビー服買ってない・・・ 


どーも、ベビー服ってよくわからないので。 



その上、各所からお下がりでもらったものが大量に・・・ 

みな、新生児の服ってあまり着てないのね。 

新品みたいだし。 

値札が付いたものまであるよ。 




わたしが買ったもの 

赤ちゃん用綿棒 
カット綿(おしり拭き用) 
乳幼児用つめきり 
ベビー用石鹸(友達につくってもらってる) 


以上 


ごめんよ赤ちゃん 
母さん、貧乏性なんだろうか・・・ 

てゆうか、貧乏なんだろうか。 




★ 




当初、せっかくだから行っちゃおう。と 

思っていた 

マタニティスイミングも 

マタニティヨガも、整体も 


結局、あまり家を出たくない気分なので 

行かなかったのです。 



かわりに、散歩と階段昇降と床磨き 

を適当にやってます。 

臨月の妊婦は体を鍛えるためにこういった運動がよいらしいですよ。 
あとスクワット。 






やっぱり母さん貧乏なんだろうか・・・ 






それにしても、のどか・・・


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posted by terra at 07:23| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「9ヶ月」

ほんとに、産婦人科に行っても
なにも得るものが無かったのでびっくりしています。


(ゆ)








妊娠も最後の月に入りました。 



★ 


ところで、最近 
骨盤が開いてきてしばらく恥骨がいたかったのです。 

産婦人科医、曰く 
「骨盤がひらいてきているのです。よくあることです」 
...心配ながら放置していました。 







先日、お産の介助をしてもらうことにした 
M助産婦さんと面談した時 
子供が小さいので早産したら困るという話をしたら 
「もしかして恥骨はいたみませんか」と聞かれて 
それが、実は痛いんですよ。 
と言うと 

「早産になってはいけないので 
 その危険を回避するために骨盤を締める方法をお教えします」 
と、サラシをつかってさっさと実演してくれました。 



その方法で、しょうがない痛みだと思っていたものが解消。 
それよりなにより、 
早産になったら困る、と少しもんもんとしていた気持ちが 
おかげで、ずいぶん楽になった。 

★ 




女の人の骨盤は普段から簡単に閉じたり開いたりするもの。 
私は腰や間接部分が、頑丈そうな見た目とちがって 
普段からわりと弱い。 

私がかかっている医者は男なので 
骨盤がひらいて恥骨がいたい、というのを、 
実感としてはわからないだろうね。 

でも、このまま早産になったら 
どうするつもりだったんだろうか。 

早産は早産なりに出産させて 
子供を保育器にいれればいい、というのが医院の常識かね? 
ここって、 
評判がよくて実に流行っているクリニックなんだけどね。 


何度通っても、エコーでお腹の中を見ては 
「あ、ちょっと小さいかな〜」 

あの、前回もそうおっしゃいましたけど 
ますます小さいのですか? 



医者、グラフを見て 
「あ、前回も小さいんですね〜・・・・・・」 



・・・・・・・で、だからどうなんだっつーの。 




その前まで、「じゅんちょ〜です」しか言わなかったくせにな。 


ちなみに、 



クリニック/2~3時間待って5~15分の診察 
(毎回おなじルーチン診察) 
5,500〜6,000也 



助産婦/自宅に来てもらって2時間話と診察をしてもらう 
(出産のために良いレメディーやハーブティーの説明なども含) 
3,000〜5,000也 


懐妊してからというもの、妊娠、出産の本を読みあさったり 
人やネットの話を聞いていたので 
こういってはなんですが、医者と話していて、新しいことは何も教えてもらえなかったのよ。悪いけど。 

助産婦さんは、私が欲しかったその先の 
新しい、深い、情報をくれた上に、 
カウンセリング的なことをしてくれ、話をしているうちに、 
うちの母親の出産時のトラウマまで 
自然と解消していたのには驚きました。 
ここまで職業意識が高いのか、と。 




今回の出産に関係ない、妊婦の母親の昔の話をされても、 
私なら、面倒になっちゃいますけど、 
もしかするとそういうことが大切なのかもしれないです。 
お産は、やはりすごくメンタルを鍛えることが大切だと 
思うからね。 



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posted by terra at 00:50| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「産み方」

昔のmixiの日記より転載


わたしはこの日記に書いたことは
きれいに忘れていたのですが、
なんと

次にもし子供を産むチャンスがあったら、
今度は相方と、この子供と
3人で自宅で産んでみたい。

と既に言っていたのですね。はっきりしてるわ。
文字に書くのって、いいですね。

自宅出産に関して
親を説得するのってどうするの?
っていう相談もたまに受けるんですが
ほんとに単純に、産む人次第ですよ。っておもいます。

わたしは心から、相方と空と3人で産みたかった。
だからそうした。それだけです。

2回とも医者にはぜんぜんいい顔されないし
親には心配ばっかりされるし
出産が近づいたら相方もしごとが手につかなかったし

べつに人のことを考えて出産方法を探したわけじゃないです。

ただ、自分の出産なので
自分の思ったようにやるのだ、というわたしの気は
完璧に整っていました。

「こどもになにかあったらどうするの」
とまことしやかにおっしゃる方もいる・・・気がします。
実際には、あんまり会ったことはないかな?

実物の人間が直接発言する、というより
ふわっと漂っている、キャラクターの無い
「世間の声」みたいなかんじ。

それは・・・実は自分の奥の声なんでしょうな。
そういう風におもう人は病院で出産するのが
合ってらっしゃるとおもうのです。
頭と心と体をばらばらにしてまで自宅出産に
こだわらなくていい、とおもいます。

わたしはそういう声は「全然」気にならないのです。

医者が助産師の前原さんに
「自分は止めたつもりだけど全然聞いてなかった」
と言ってたらしい。

というのも、カルテにじゃじゃっと
「自宅出産にはむかない」みたいなことを
走り書きして目の前においたらしいのですが、

既にわたしの頭は
「いかに満足いく自宅出産をするか」
に向かってるんですから、見えてません。

結局、反対するには理由が全然弱かったのです。
ちゃんと声にだして言えないなんて
変な人。

ま、結果、大満足で
第2子の時には、またそれをしのぐ
超満足でしたよ。

こういう時に
結果オーラーイ、ってつかっていいのかな?

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(ゆ)






2006年 9月30日

ちょっと前に助産院を探して決めたのだが... 
http://terracoya.seesaa.net/article/23743305.html) 

いい助産院がすぐ決まったことで、欲が出てきて 
もうひとつハードルをあげて(?) 
実家で自宅出産をさせてもらうことに。 

幸い、助産院という段階をふんだことで、 
最初は病院以外での出産を 
不安がっていた母上も、父上も、 
「なんでも好きにして」ってかんじになっているし。 

本当の本当は、今住んでいる家で産みたいのだけど 
今相方が窯つくっていてそれどころじゃないので、
産後を母上に手伝ってもらうために 
里帰り出産にした。 

次にもし子供を産むチャンスがあったら、 
今度は相方と、この子供と 
3人で自宅で産んでみたい。 

★ 


まだ今岡山の家にいるけど、10月11日に 
新助産婦さんと面談なので10月10日に 
広島へいくことにするかな。 

予定ではもっとあとだったのだ。 
86才の助産婦さん曰く 
「あまり早くに実家に帰ると、のんびりして 
 だいたい出産が遅れる」 

らしい。 


★ 


「産休に入ったらすごい暇」と、 
出産の先達たちは言っていたけれど 
もともと暇なのが好きな私は、 
ぜんぜん暇っぷりがたらんのよね。 



思わず、カラマーゾフの兄弟、を読破したくなる、 
電車に乗ってヨガに毎日通っちゃうくらい、 
一日中猫をじっと見ていられるような、 

...そんな「暇」を想像していたのに、 
それほどでもないのよね〜 
あたりまえかな〜 

あいている時間は睡眠につぎこみたいから実際は暇じゃないしね。 



ゆっくり普通に家事をして、ご飯をたべていたら 
ふつうに一日たってしまうね。猫とおなじような生活態度。 
あ、これは専業主婦ってやつか... 
子供がまだいない専業主婦...極楽じゃ。 

しかし、布団が毎日干せるのが幸せやなぁ... 


ひと月もたってないのに通勤してた時のペースは既に忘れてるぞ。 


そして、相変わらず掃除をすることは身体が欲求しているので 
日中は、ごしごしと流しのタイルの目地を磨いたり、 
窓の桟の埃を小帚でとったりしている。 

これが気持ちいい... 


なぜ妊婦になると掃除が急にしたくなる人がいるのかということは、ものの本によると 

[1] こういう労働は安産のためにいいからと、 
[2] 赤ちゃんを迎えるために巣づくり本能が働くから 

だそうな。 




妊婦はおもしろい。 
動物の身体がよくできていることを実感。 

リラックスして、今なにをしたいのか考えていたら 
出産というのは恐れることでは無い気がする。 


★ 

安産のために掃除以外にもうひとついいのは、 
なによりも「散歩」らしい。 

マジメな人は、1日3時間歩くとか。 
わたしは1~2時間で、まあ、ええかと。 
3時間も歩くと疲れて眠れんようになるので。 
根性なしというか、年寄りやん。 


しかし、このあたり 
散歩道だけはさすがにど田舎だけあって恵まれていて、 

赤蜻蛉を見ながら田んぼのあぜ道をずっと歩いていくコース、 
川に沿って上流まで上る犬散歩コース、 

が気に入っている。 


途中、農協で安い無花果を山盛り買って土手で食べたり 
帰りに田んぼわきの花をいろいろ採ってきて 
部屋に帰って飾るのもたのしみ。 

果物は身体を冷やすからあんまり食べちゃだめ、 
だそうですが、 

秋やからねえ。やめられません。 

コメント

posted by terra at 00:38| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月31日

昔の日記から 「8ヶ月」

過去の日記から救出した

空がお腹にいる時のこと。

今考えるとけっこう貴重な自分のつぶやき。

こども産んでない自分。

今となっては本当に違う人だものね。

このころの友達ってお酒ベースの付き合いだたんだなぁ・・・


(ゆ)




2006年 9月8日

「8ヶ月」


腹がうごくうごく。 

まるでエイリアンのシガニーウィーバー。 

すげ〜 

「妊娠すると気持ちが不安定になって、 
 意味も無く涙がでたりするよ」 

とか 

「肌が荒れるよ」 

とかって、よく言われていたんだけど 

逆。 

私の場合は、どちらも安定した(気がする) 

肌もまったく問題なし。逆に好調な気が。 

今ちょうどいいということは 

実はもともと、女性ホルモンが少なかったのではないかと 

多少心配げに思い、産後はどうなることやら 

なんてそっちが不安になったりする。 

★ 

わたしは酒を飲まないとけっこう 

働き者だということを 

弟に指摘される。 


・・・そうだったのか。 


10ウン年の付き合いのアルコールが 

私を怠惰にしていたんだな。 

しかし、酒を飲まないと 

友人との付き合いがひどく疎遠になることも 

わかった。 


家事か、人間関係か、どうやら 

どちらかが怠惰になるように私はできているらしい。 


posted by terra at 23:53| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「つれづれ」

がんばってるな、わたし。
あと2ヶ月ちょっとで生まれるもんね。
第1子はなんだか
やることいっぱいな気がしていたようだ。

(ゆ)




2006年 9月 3日


「つれづれ」


ところで、今うちの相方は窯をつくっているし、 
私はお腹で子供を育てている。 

今年はいちどにいろんなことがあったなーって 
もうまるで年末みたいに思うのだ。 


これから会社を産休に入ったら、助産院探しの旅にでなければならない。 
もし助産院の予約がいっぱいだったら助産婦さん探し出して、実家のマンションで産む用意するつもり。 

あとひと仕事しなければ。
posted by terra at 23:47| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「うごく」

昔のmixi日記より救出

この感覚、正確には思い出せない。
また妊娠したくなってしまうけれど
今世は 空と百でわたしは十分すぎです❤︎

(ゆ)



2006年7月1日

「うごく」



お腹がうごきます。 
これは、まるであの映画のエイリアンみたいだな。 

ぽこぽこぽこぽこ 
腹の中であばれてなにしてるんだろうか。 
まだ羊水の中で泳ぎまわる余裕があるのかな。 


・・・かなり楽しい。
posted by terra at 23:39| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「体長12cm」

昔の日記から

自分で読み返してへえ〜っとおもっています。

車はいまだに運転できません。
向いてないとおもう。
そんなわたしの母親は50代になってから
タクシーの運転手にあっさりなったほど
女性にしては運転が上手。
こういうところは似ないんだな。

ダイエットは「したことがない」じゃなくて
「できたことがない」ですね。
太ったかなーと思ったら
なんとなく、気をつけるくらいです。
日本人の女の人は
そんなに痩せなくてもいいんじゃないでしょうか。

(ゆ)






2006年 6月14日

「体長12cm」


胎児の身長は、頭からお尻までで計る。 
赤ちゃんは12センチに成長。 
ひと月で倍。すごいねえ、あんた。 

しかしエコーをみてもこれを可愛いと言えるのは 
お腹の中に飼っているわたしだけかもしれない。 
昔はこれが見えなかったんだから 
お腹にいる実感がわかなかっただろうな。 

相方は毎回クリニックまで車で私を送り 
一緒に診察室でエコーを見る。 
うわっとか、へえっ、とか言いながら。 
自由業の相方でよかった。 
私は車の運転もできないのに、一人でこんなところに 
とぼとぼ来たくはないよ。 

でもこれも必然。 
自由業以外の人と結婚する自分は 
想像できない。 
想像できないことは、できない。 

運転をする自分の姿も想像できないからしなかったんだけど。 
赤ちゃんができたので、 
そう我侭も言っていられなくなったので 
最近、無理矢理自分の運転するとこを想像している。 
いつも道に迷って、目的地につかなくて、という 
そんな姿が自然と思い浮かぶ。 
せめて、いいイメージが浮かんできますように。 


産婦人科はいつも忙しく、 
予約時間から2時間は必ずかかる。 
本当に少子化なのか? 

1ヶ月前から2キロ太っていたらしく 
看護婦さんからも先生からも 
「ダイエットしてください」と言われる。 

生まれてこのかた、ダイエットというのは 
したことないんですが、どうすりゃいいんでしょう。 
そもそも妊婦ってダイエットしてもいいんかな。 

でも太りすぎると難産になるそうなんで、 
せいぜい気をつけようと思う。 

1ヶ月に1キロ増加が理想らしい。 


わたしも相方も、最近 
やたら妊婦さんが気にかかるようになった。 

私は、お腹の中に生き物がいるという 
この不思議な感覚を 
あなたたちも体験してるのね。 
という、妙な連帯感を勝手にもっているのです。 

上を向いて寝てお腹に手をあてていると 
こぽこぽする感覚があるので 
もしかするとこれが胎動というものなのかも。 

今、お風呂に入っていても、食事をしていても 
わたしは完全にひとりではない。 
よく考えるとこんなことは初めてだね。 

若い頃、恋人といっそ一つの身体になりたいと 
思ったことなど、思い出すけど、 
実際に誰かと一つの身体になれるのは 
妊娠しかないのかな。 
セッ クスも近いけど、それは一瞬だし。 

出産は楽しみなのだけど、 
この子と身体が離れてしまうのが 
既にさみしいような気分。 


posted by terra at 23:32| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記より「腹でました」

昔のmixi日記より。
しかしひどいタイトル。

(ゆ)



2006年6月7日

「腹でました」


身体がむくむらしいのですわ、妊婦は。 
ふつーにしててもだるくなってきました。 

今日は5ミリくらいの段差につまづいてコケ。 
身体は大丈夫だったけど、カバンの中身を派手に 
道ばたに放出。 

・・・妊婦って気を使うわ。 
べつにこけようが頭うとうが、 
自分は大丈夫なんだけどさ。 

今月に入って急に腹が膨らんできた。 
手持ちのストレッチのパンツさえ、どれもぎりぎり。 

妊婦服買うのやなもんで 
経産婦の方に言うと、けっこう皆さん 
マタニティ、持て余しているみたいで 
わざわざもってきてくれたりする。 
ありがたくお借りする。 
裸で歩くわけにもいくまい。 
どうせならどーんと腹がでてたほうが 
腹に赤ちゃん入ってるのがすぐに分かっていいわね。 


ああ、なんか 
抑揚のない
日記。 

そうそう、うちの近所の川にはここのところ 
蛍が2匹つづ現れて 
オカエリナサーイ と光ってくれます。 
田舎ってすてきだ。 



posted by terra at 22:38| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記から 「体長6cm」

mixiから救出されたゆうの妊娠中の日記です。
このころ勤めていた会社には
妊婦・子もちの女性に対する心配りのような規則は
一切無かったので
勝手に通勤時間を遅らせて
ラッシュを避けていました。

笑えるのが、そういう会社が
「女性マーケティング」が儲かるっていうので
仕事にしようと汗汗していたところ。

わたしは
「このスーツオジさんたちにはそりゃ絶対無理だ」
とおもっていました。


(ゆ)


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2006年5月21日



「体長6cm」


6cmは、わたしのお腹にいるベイビーのこと。 
初めて見たときは11mmちゃんだったから、2ヶ月で 
すごい成長っぷり。 

ようやっとつわりも治まってきた。 
しかしアルコールの酔いも味も大好きなわたしが 
ぴたっとなんの酒も飲めなくなるなんて 
身体の機能は本当にすばらしい。 
なぜか妊娠半年前から理由もなく 
タバコもすっかりやめてたし。 

今となっては身体が用意していたのかとも思うけど 
ほんとに人の身体はうまくできている。 

この間殺虫剤の匂いに気持ち悪くなって嘔吐した時には、 
今は身体の中に毒物を入れないぞーという意気込みを 
感じてなんか自分の身体を頼もしく思ったもの。 

今のところ、妊娠していること自体は 
楽しいばかりで、どうやらストレスらしきものがない。 

とにかく食べたいものを食べて 
寝たい時に寝てればいいのだ。 
それぞれ時間も内容もすごく片寄ってるけど。 
猫みたいな暮らしをすれば良いのね。 
性欲以外の欲求がすごくわがままになるようだ。 

今更特に運動したい欲求もないし 
旅行に行きたい、お出かけしたい、という気持ちも 
おきないし。 

普段からアクティブな人には辛い状況なのかもしれないけど 
元々猫生活が理想な人にとっては楽なものみたい。 

妊娠初期のころに、とにかく情緒不安定になって 
涙がでてきたり、ヒステリーになると 
色んな女性(とそのアイカタ達)に言われていたけど 
なんか、普段とたいして変わらない。 

どうやら、わたしは普段からやや妊娠してる人みたいな感じだったのね・・・ 

ただ、嫌いなものは普段よりよけい苦手になって 
近づきたくもなくなったので、仕事には差し支える(笑) 
身体も勝手に胎教しているのか、 
嫌いな音楽(コンビニでよくかかってるので危険) 
嫌いな言葉、嫌いな匂い、嫌いな顔、そういうのは 
意識的に避けてる。 

客観的にみると、ただのわがままな人ってことでしょうか(笑) 

とりあえず、泣いたり叫んだりする理由は今のところない。 

今日は気分に合う音楽を探しもとめて、最終的に昨年のインドのヒット曲集になりました。これはきもちいい〜


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posted by terra at 22:25| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昔の日記

ずっとほったらかしにしていた
ゆうのmixiの日記。
久しぶりに読んでみようと思ったら
まずはパスワードが分からなかった。

ずいぶんな時間をかけて入ってみたら
ちょうどソラの妊娠初期からの
若いわたしの言葉があった。
今のわたしとは違う人みたいでいて
同じ人の言葉。

忘れていた日記がほとんどだったので
ブログに転載しようとおもいます。

あのころはSNS黎明期でしたねー
でも結局こういうコミュニケーションは
なんだかまどろっこしくて
こどもが生まれた後しばらくして忙しいし
もう休眠状態にしていました。

イイネ! っていうのもどうもよくわかりません。
コミュニケーションって、そういうもんなのでしょうか。

しかし、この日記のわたし
勤めた会社に対してけっこう酷いですね。
やっぱりぜんぜん未練なかったんだな。
SNSだからなのか
まったくオブラートに包んでないですね。
ドロップアウト前提の稼ぐこと目的の会社員って
こんなかんじです。


(ゆ)

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2006年 4月9日


「花見日和」

子供ができました。 
出産予定はおそらく11月。 

わたしも母ちゃんになる。 

今までは、娘、姉、恋人、友人、嫁、などの役割しか 
持っていなかったけれど、そこに、母が加わる。 

お腹に子供がいるのが分かった時の気分、 
今までに経験した中では 
バンジージャンプの台の上に上った時の気持ちが最も近かった。 

そこへ行く前は心の中でじたばたしたのだが 
上へ行ってしまうと 
心をきめて飛んでみるしかないな、ということで 
自然と心が平静になる、というような意味で。 


色々な人が妊娠〜出産について語っていることではあるが、赤ちゃんは、なんと絶妙なタイミングで私のお腹の中に来てくれたことよ。 

今の会社の仕事を続ける理由もないのだけど、何をきっかけに止めようかと思っていた母の気持ちを見越してこの時期に来てくれて、正直言ってありがたかった。 

つねづね出産退職というのもへんな慣習だと思っていたけど 
自分がその立場になってみると、子供と職場を天秤にかけて、重たい方に傾くのは当然なのかと思う。 
(あとはお金の問題だけ) 


出産前後に自分を奮い立たせてもやりたいほど面白い仕事を会社でしている女の人は一握りなのかもしれない。 

おおざっぱに言うと、自営業の女の人の方が、子供も産んじゃって、仕事もそれに合わせて変えて行って気持ちが良さそうだ。 

私が今行っているような会社は、雇用機会均等法があったとしても、慣習として女性の育児休暇などになにも実態として制度がない。組合もない。会社のどこにでも見られるところに就業規則を置かねばならないという決まりすらも守っていない。 

わたしも色々な会社を渡ってみたけど、社員が50名の会社にしてはここは酷かった。 
会社勤めも最後だけど、特に感慨深いこともなく。 

やっぱり自営業だな、という意識を深くしただけ。 

ともかく、あとは無事に赤ちゃんを腹で育てて出すだけだ。 

楽しみ楽しみ。


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posted by terra at 22:10| 岡山 ☀| こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

自宅でお産をするということ

CIMG2250.JPG

某日 (ゆ)の実家のある広島にて
新しい助産婦さんMさんとの面談をしました。



運が良いことに、そのM助産婦さんがまた、
私の求めていたような助産婦さんだったので
その日のうちに介助をお願いすることにしたのです。







面談の終わりに、出産まで時間ももうあまりないので、
あらかじめ岡山の医者に貰って来ておいた紹介状を渡すと、
気の早い展開にややびっくりされていたようだった...

でも、わたしは会って話を何時間もしたら、
お願いしたい人かしたくない人かくらいは分かる、と思うし、

それでピンとこない人とは私はその後もまず無理そうな気がします。
なにせ子供を産む時に立ち会ってもらうんだから。
仲良くなれそうな人じゃないと。








前回の86歳のO助産婦さんとの面談から、はやひと月経っていました。

助産院で出産できることが分かってから一息ついたあと、
ゆっくり考えて、やはり最初の希望だった自宅(実家)出産をしようと思い
前出のO助産婦さんは、もうご高齢で出張はしないと伺っていたので
他の助産婦さんをあれから探していたのです。


結局、介助をお願いはしないことになったけれど
こういう考えを持つ事ができたのも、
助産院での出産について
勇気を与えてくれたO助産婦さんのおかげだと思っています。


不安いっぱいの両親の緊張を解いてくれた
巫女のようなO助産婦さんは やはり恩人です。


その日のうちに、岡山のお菓子を持って相方(し)と
O助産婦さんを訪ねて、やはり自宅で出産することにしたと報告。

OさんはM助産婦さんもお友達だそうで、
自宅で産みたいので他の助産婦さんに出張してもらうことを
話すと、「Mさんかね?」と先に聞いてこられて、
にっこりして「Mさんなら大丈夫」と太鼓判を押してくれました。

素敵な方です。
妊婦のカリスマですな。
会って話をすると、やはりほっとします。

また赤ちゃんが生まれきたら、来てちょうだい
とおっしゃってくださったので、行かせてもらおうと思います。






実家での自宅出産の最初で最後の関門は、両親の理解を得ることでした。


彼らが20~30代くらいのころ、私たちが産まれたころというのは、
日本の医療が急速にアメリカ型になっていった時代だったので、
両親とも、本人たちは産まれる時に自宅でとりあげられていてるにも関わらず
子供は病院で産むもの、という認識しかなかったのです。

初めて話をした時はその通じなさにちょっとびっくりしたくらいです。


私と同世代の相方(し)は、不安はなかったらしく
ありがたいことに全く反対もなく。

M助産婦さんもおっしゃっていたけれど
今の私たちと同じ世代の人達は、
自宅でのお産に興味がある人が微妙に多くなっているそう。

しかし、実際に自宅でのお産にこぎ着けるかというと
そうはいかず、相方は賛成するけれど
ご両親の反対で実現しない、ということが多いらしい。


私の両親は、私が急に、人の家で子供を産ませてくれと頼むという
ひどい勝手なことを言い出して、
心情的には今でも反対なんだろうけど、
結局好きなようにしろと言ってくれました。

とても感謝しています。いつもありがとう。


そして、巫女的なパワーで両親を安心させてくれた
86歳の0助産婦さんと、
今回、いろいろな資料を用意して
理路整然と自宅出産について分かりやすく説明してくれた
M助産婦さんとの出会いにも

心から感謝しています。







ところで、産科医が減っていて出産場所が無い、
という問題があるようです。


これについて、妊婦となる人は、
産科医と助産婦を併用して
母子ともに問題なく健康な人の場合は
自宅や助産院で産むようにすれば、
すこしは解決する問題なのではないかと思う。


最近あった、出産中の脳内出血で亡くなられた
私と同じ年の妊婦さんの事件。

担当医は、子癇と誤診したようで、いたましいことでした。

病院のベッドが空いていなくて
たらいまわしにされたらしいですが、
この事件はぜひ、しっかり調査して
せめて後の出産医療に役に立つようにしてほしいものです。




できれば、医院での検診では、妊娠中に問題がおこりそうな
妊婦を探し出すことに専念してほしい。



そして、まず健康に産めそうな問題の無い妊婦は
助産婦、助産院に引き渡したらどうか
と、思う。



問題が無い人はいいお客さんだから
医院で引き受けたいかもしれないけど
本来、医者というのは健康に問題が有る人を
サポートしてあげるのが、職業的使命なのではなかったかな?





健康な人の出産まで、数を稼ぐ為に受け入れて
そのあげく、本当に医者が必要な人が
ベッドが無くて亡くなってしまうのでは
うかばれないなと思うのです。








私は、今回の出産介助をしてもらう方を決めるまでに
結局2人の助産婦さんと、2つのクリニックに行きました。
この時点で、既に安くはないお金を使っています。
(助産婦さんは特に相談の時は高いお金をとろうとされませんので
 主にクリニックの検診にかかっているのですが)



もちろん、私はお金持ちじゃないので、いたい出費が続きますが
「近いから」「評判がいいから」「施設がリッチだから」
そんな理由で安易には決められない。



ある助産婦さんの言葉で
「産み方は、生き方にも通じる」

私は、この言葉は何事にも通じると思うけれども
特に出産という多くの人の人生の一大事には
特に感銘深い言葉になると思う。



我が子がこの世の中に出てくる
最初の瞬間を、どういう風に受け入れたいか?
それを考えると、例えば私は、
自然に自分が納得できる方法を選びたいのです。


私の初めての出産は、これからどうなるのか
もちろん人並みの不安もあるのです。

しかし、たくさん自分で考えて、
選びとったのだということは、
私の中で
既にひとつの自信になっています。


子供が生まれたら、私たちは、あなたと会うために
こういう助産婦さんと話し合って、助けてもらって

お父さんと一緒に、

おじいちゃんと、おばあちゃんの家で
出産したんだよ、と話してあげられる日がくると良いなと思います。










ちなみに、助産婦さんとクリニックの診察について



クリニック/2~3時間待って5~15分の診察
(毎回おなじルーチン診察)
5,500〜6,000也



助産婦/自宅に来てもらって2時間話と診察をしてもらう
(出産のために良いレメディーやハーブティーの説明なども含)
3,000〜5,000也







(ゆ)
posted by terra at 21:36| Comment(3) | TrackBack(0) | こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

産みかた

(ゆ)です

産後を母に手伝ってもらうことにしたので、
このたび広島へ一時帰省して近くの助産院を探しに行きました。

前からあたりをつけていた助産婦さんがいたので
まずその方へ電話で連絡してみる。

電話で話した助産婦さんの印象は、お年のわりに
話がえらく早いなーというかんじ。
なにせ、その方はお歳が86才とのこと。
広島市内で唯一残る、有床の助産院を営まれている。

お産の時以外はいつ来てもよいと言われたので
家族にせかされ、さっそく、相方(し)と父母と一緒に車ででかける。
私は一人でいろいろ行ってみようかと思っていたのだが
家族も一緒に行ってみたかったらしい。それはそうか。

やっとついたところは普通の一軒家のようなところ。
小さな看板がかかっている。
ドアのチャイムを押してもだれもでてこないので、電話をかけてみると、
「鍵はあいとるから、どうぞお入りなさい」と、
またあのシャキシャキしたおばあさんの声がした。

ぞろぞろと玄関から入ると
ちょっと居眠りをしていた風の小柄なおばあさんが
出て来る。田舎のおばあちゃんがよく着るような
プリントのうすでのワンピース姿に素足で、短髪の白髪頭。

部屋は大昔に建てられているからか造りがどこも小ぶり。
「ここへ寝てみて」と言われた診察用のベッドも小さくて
私が足を伸ばしては入りきらないので、
足をすこし曲げて上向きに寝る。
やや不安げな顔で見守っている、相方(し)と、父母。

まずお腹を出して、助産婦のおばあちゃんは胴囲など計り、
そこへベビーパウダーをはたき、丁寧に触診。
さすがに手慣れた様子。すこしざらざらしたあたたかい手。
小さな身体のおばあちゃん、手は力強い。

そういえば今診察してもらっている病院では、
今まで触診ってされたこと無かったなと思う。
いつもエコーなんかの機械を通して医者に触られている。

腹を触っていたおばあちゃん、一言
「ちゃんと頭を下にして左向きに入っとる。しっかりしとるから
 あんたみたいな人は安産よ」

いやあ嬉しかった。
今まで病院では言われたことの無かった言葉。
最も聞きたかったこと。

いろいろと診察と問診をしてくれる。
亡くなったおばあちゃんが、生きていたらちょうど
この方くらいの年だなーと思う。

私は出産の希望を話した。
・陣痛促進剤は使いたくない
・相方に立ち会ってほしい
・フリースタイルで産みたい
・会陰切開をしたくない

それぞれ、あっさりと

「うちは好きなようにさせるの。好きなように産んだらええ。
 助産院は陣痛促進剤は使わんし、
 会陰保護術をもっとるのが助産婦じゃから」

私の欲しかった答えがもらえた。
なにやら、やたら安心してしまうきっぱりとした優しい口調。


母も心配顔で、質問
・ここまで車で家から1時間ほどかかるのだが大丈夫か
・8ヶ月にしては子供が小さいようなのだが、大丈夫か

これらにも、おばあちゃんは堂々とした口調で

「心配せんでも、1時間じゃ生まれやせんけ。
 ゆっくりこられなさい。
 これからの2ヶ月が子供はどんどん大きくなるの」

極めつけは、いつごろ帰省したら良いのでしょうか、という母の質問に

「あまり早く実家へ帰るとだいたい出産が遅れるから、
 2週間ほど前でいい。直前まで家で仕事をしなさい」

だいたい病院では1〜2ヶ月前から帰省して検診を受けろと言われます。

他にも、食べ物は5色のものをよく噛んで食べるように
運動不足にならないように家事をいつも通りに、などと話をしてくれる。


あとは、父が戦中からやってらっしゃるのかとか、
戦後は忙しかったでしょうな、なんていう話をしていた。

今まで何度も話をされたんだろう、戦中戦後の助産院の話。
ここは広島なので、原爆の時の話も。
実際に戦争を生き抜いた人の話は重い。

その中で、おばあちゃんが

「こうやって戦争で生き延びた命だから
 ずっと人様のためになることをして生きたいと思っている」
「赤ちゃんは自分で産まれてくる。わたしらはそれを助けるだけ」

というような意味のことをおっしゃっていた。
もう60年以上も現役の助産婦をされていて
今までに8000人以上の赤ん坊をとりあげているのだ。

経験から来るものなんだろうけど、話をすると、なんとも言えない
安心感と説得力を持っているおばあさん。

今まで病院では感じたことがないほどほっとした。

私は、この人間国宝のようなおばあちゃんに
赤ちゃんをとりあげてもらうことにした。

気がつくと、ここへついてからゆうに2時間経過していた。
皆が心配のあまりさまざまな質問を繰り出すのに
はっきりきっぱり答えてくれた助産婦さん。

なのに、なんとこの日はおばあちゃん、払うと言っても診察料をとらなかったのだ。

お金を払わなくて得した、とかそういう気持ちにはなれなくて
これは、ビジネスじゃないんだ、ライフワークなんだ
と言われているようで、感動した。

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一生できる仕事は、いいですね。














posted by terra at 16:26| Comment(4) | TrackBack(0) | こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

妊娠8ヶ月検診

朝10時予約で8ヶ月検診へ 今までは11時からの予約にしてたけど
あまりに混むので、ためしにちょっと早めにしてみた。

すると、今までは待ち時間が2〜3時間かかっていたのが
今回は1時間20分で診察終了。
早起きは三文の得というのはほんとでした。

心なしか、診察の時間もすこしたっぷりめだった気がする。
忙しい時は「2時間待ってほんの5分かいな」っていうくらいの
慌ただしさ。本当に世の中は少子化なんでしょうか。

3週間前から2キロちょっと体重が増えていて
叱られるのかと思ったけど
順調です、と言われたのみでした。
自分から、「さいきん果物ばっかり食べちゃうんですけど、
 だいじょうぶですかね?」なんて
いかにも駄目そうなことを訊いてみたけど
柔和な先生はただ「身体を冷やすので果物はなるべく控えてください」(にっこり)
あとはただただ「順調です」

皆優しい病院なんだけど、
出産初心者の私は、欲を言うともうちょっと妊娠のイロハを
診察時間中に教えてほしいなと思うんだよね・・・
義理の妹たちがくれるので、おかげさまで良い妊婦本とかたくさん
読んでいて、なんか分かったような気にはなっているからなのか、
訊きたいことさえ分からないのか、
「質問はありませんか」と言われても
無いんですわ、悪いけど。

きっとこの病院は忙しいから、別に時間をとってやっている「母親教室」の
時間でそういうのはまとめて教えているのかもしれないけど
ここで出産しないで、里帰り出産をするから、この病院で産まない私は
ここの教室に出る義務がないので、そこで何を話されているのかは不明。

検診・母親教室・母乳指導・マタニティヨガとか、マジメに出てたら
毎週のように何かあるようなスケジュールなんだけど
会社勤めの身としては、そんなに貴重な有休をつかえないし、
妊娠生活だけにかかりきりになってしまうので、
働く妊婦には無理そうだなーと思う。

しかし、こんな母親だけどベイベーはちゃくちゃくと成長。
8ヶ月を迎え、標準よりはやや小ぶりなサイズだそうですが
しごく順調に成長カーブを描いています。

相方に似て頭が小さいみたいで、よかった。出産が楽そう・・・
私あたま大きいから、お母さん産む時大変だっただろうなあ・・・




帰りにクリニックの近くの「山下商店」というラーメン屋で
昼ご飯にラーメンを食べた。

3週間前の検診の帰りにも食べたけど、
その時よりもスープが美味しくなっていた。
が、相方曰く、「麺がもう一歩。」らしい。
遠くからわざわざ食べに行くかと言われると、そこまでではない。
でもなんというか皆はきはきと働かれていてるので、
がんばってほしいお店です。

(ゆ)

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posted by terra at 14:29| Comment(2) | TrackBack(0) | こどもが生まれる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする