2016年01月18日

料理のできる男がいいわけ



わたしはなぜだか若いころから

「料理ができる男の人が好き」

と公言していました。




なぜだか、と言いましたが

とりあえずの、なぜだか? ははっきり分かっています。

単純に父親が、

ぜんぜん料理できない人だったから。


(ついでに周りにもぜんぜんできる男はいなかった)




そして、

母親がそれを増長させながら

次の瞬間には、同じ件で愚痴を言うのを

見ていて、

これは女って救われないわ、、、と、

子供心にずっとおもっていたのです。



うちの親は

一般的に、というのか

いい親なんで

わたしとあわないところはそりゃあるけど

とにかく善人だし。

今となっては文句言ったら

バチあたるってかんじなんですけどね。





皆、誰でも最初の人生勉強は親からではないかなぁ。

もしも

お父さんが料理上手だったら・・・

お母さんが男に対して手ほどき上手だったら・・・



わたしはそれは世の中のあたり前のことなんだなぁ〜って

対してなにも感じずにスルーしていただろう。



手をあげられたこともあったし

わたしの個性を尊重するよりは

世間体が気になるたちだった。

だから、反抗したよね。

そういうやり方で

教えてくれていたのだ。と、

今は思えます。





我が家は転勤族だったので

親戚や友人のコミュニティーが無いところばかりを

子供時代、転々とした。




孤独に子育てしている親は

子供の締め付けが厳しくなる。

うちの親は

まわりに信頼できる関係の人たちがいないので

子供を常に自分の目の届くところに

置いておきたがるようになった。


わたしは自由にやりたかったし

学校の勉強の本じゃなくて違う本が読みたかった。



大人は大人で

大変かもしれないけれど

子供は子供で

コミュニティーのない家庭の中だけで育つと

経験値が不足しているなぁって

自分でおもって

普通の大人がみると

不良になったなー?という行動をしだすのだよね。




近所に、不良で優しい暇なおじさんとか

面白いおばさんとか、いたらいいんだけどね。



私たちがいた「社宅」っていう場所は

そういう変な人、素性の分からない人は

普段は誰一人歩いていないのです。



今思い出すと

宇宙につくった

人口の基地みたいなかんじもしてくる。





わたしたちの親は、

初めての「核家族」世代だけれども

「孤独な子育て」も初めての世代だったのだ。

自分たちは大家族で育っているのだから。

きっと、初めてのことで

なにも確信がもてないままに

働いて子育てしていただろう。




社宅って

集団でいろんな家族がごっそり住んでいて

お父さんがみんな同じ会社って

考えてみると

ちょっとグロテスクじゃないですか?





私たちのいた社宅は

そりゃひどいの。

人権無視。というか

人権は会社ルール。



A社宅 B社宅、C社宅 ってあって

Aの社宅は「部長職以上」
Bの社宅は「課長職」
Cの社宅は「平・係長クラス」

って、はっきりしてるの。



そのABCは、丘の上に建ってるから

子供はいつも学校の帰り

坂道だらけできつい。


なのに

丘の下にある

同じ会社の社宅(高卒の人専用!)

の親たちは子供たちに

「あの丘の上の社宅に入れるように勉強するのよ」

とはっぱをかけていたという・・・

これはもちろん装飾なしの実話なんだけど

自分で思い出しながら

やっぱりSFかと思ってしまう。


わたしはあそこに住むのは

ぜったいにもういや。

コンクリートで固まった

軍艦島のミニサイズみたいな住宅街。

ぜんぶ一緒。間取りも一緒。




⭐︎

⭐︎

⭐︎




親の心配をよそに

私たち兄弟は

引っ越しが楽しかった。


転勤っていうのは

何年かおきにやってくる

長い旅行みたいなもの

というのが、子供のころは体に染み付いていた。

その土地と別れる時に泣いたのは

最初の時だけ。






⭐︎





おとうさんたちは

たまに

お酒を飲んだ後

うちに流れてくることがあった。



席にもつかず

ずっとおつまみをつくっている母親

夜、皿洗いさせられている10才の私。

おじさんたちは

がはがは言いながら

顔を真っ赤にして

タバコを吸い

飲んだり、歌ったり、

かと思えば大声でキーセン旅行の話。

人の家に来てるというより

完全に飲み屋にしてるんよね。



⭐︎




それでね、わたしは


大人になったら

酒は飲む、タバコも吸う。

それで、男と一緒に飲む。

ご飯はつくらん。

料理ができる男がいい。




・・・ということになったわけです。






⭐︎


同じ幼少期でも

そのまま皿を洗って

ますますお料理上手になって

サラリーマンの家に嫁いで

やりくり上手・・・

という人生の女子もいるでしょう。





でも、わたしはそれでは

幸せをかんじられなかったのだなぁ。





















posted by terra at 23:23| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 女と男について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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