Lucie Rie の展示会へ
姫路の美術館へ行ってきました。
今回は美術館へ行くだけになったけれど
姫路もなんだか良さそうな街だな。
レンタルサイクルがたくさん置いてあったから
ソラは乗りたかったらしい。
今度来た時乗れたらいいなぁ。
ルーシーリーの作品、実物は初めてだったので
親はひとつひとつ夢中で観ていたけれど
作品の高さが大人の目線になっているからか、
子供は早くに飽きちゃったみたい。
自転車が気になっていただけかな。
入ってすぐのところに展示してあった青い台鉢
宝石みたいに綺麗な色だった。
わたしは証太の焼物が好きだけど
もちろん焼き締めだけが好きなわけじゃなくて
色々な焼物が好き。
リーさんの焼物いいなぁ。
できれば食卓にぜひ置いて使いたいとおもう。
美術館の中にあって使えないのがざんねんだ。
リーさんはもうこの世にいないから
残されたリーさんの作品は、昔は「商品」でもあったのだろうけれど
今は後世に伝えるべき「作品」としてあるわけだ。
映像で見たリーさんはとても上品な女性だ。
「品が良い」を体現している。
白い服を着てロクロ台の前に座って
黙々と制作する落ち着いた顔。
ロクロの回転に合わせて拍をとるように頭も回っている。
わたしは焼物やさんに出会う機会がまぁまぁ多いわけですが
20年前からずっとおもっているのは
焼物は作った人にほんとうにそっくりだなぁ
ということ。
容姿や性格、スタイルやプロポーション、
なんやかんや、
とにかく、ひっくるめて
焼物はその人に似ているのです。
技というのはうまくなりたいとおもうのが当然で
そんな気持ちでしごとをしていたら
年々どうしてもうまくなっていきます。
技以外のところで、その物のもつ雰囲気は
どうやって作られるのでしょうか。
リーの作品がどうしようもなく持っている
「品」
傑作だらけの個展のような
素晴らしいセレクションのルーシーリー展を見ながら
その器が作られた時の
彼女の指のうごきや
息遣い
目線
それらがどこに注がれたのか
なにを思ってこの形をつくったのか。
想像しながら
見ていると
ドキドキします。
女性がつくったんだなぁ。
あ、モモが泣いているのでおやすみなさい。
(ゆ)