牛窓クラフト散歩 にいらしたたくさんのお客さま。
各地から牛窓に旅して来てくれた作家の方々。
クラフト散歩の発案者でアートディレクターの木工作家 山本美文さん .
主催の カフェドグラス の末藤さん.
クラフト散歩の実行委員の方々、ボランティアの方々、
みなさんのおかげで、2年前に引き続き
素晴らしい2日間を過ごすことができて感謝しています。
ほんとうに、どうもありがとうございました。
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わたしたちは地元に住んでいますので
クラフト散歩の開催地でお店と工房を開いている 匙屋 さんに次いで
2番目に近場からの出店者です。
牛窓は、穏やかな海が広がる景色と
緩やかな山の風景、どちらもが楽しめる
健やかな田舎です。
交通の便利が良くないので
ドライブならともかく
普段は街からお散歩しに来るには難しい方も多いかもしれません。
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わたしたちが出店していたのは
塩町唐琴通り、という昔栄えていた旧商店街。
今では、空き店舗や空き家が多くなっているところです。
ここに、たくさんの作家さんが出店したところは
テントを張るタイプのクラフトフェアとはまた、違う風景が広がります。
まるで、こんな商店街がふと現れたように意図して錯覚すると
それはとても幸せな光景でした。
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うちはわたしと、証太、それから10歳の姉と、
2歳11ヶ月の「可愛い爆弾(最近の渾名)」
とともに出店でした。
大人は二人なので、
交代でお店をまわれるとおもっていたのですが
今回は子どもについて外からウインドウショッピング、
になってしまいました。
(よって、写真もほとんどないのです)
子連れの方々は多かったですが
見るものが壊れ物であるので
気も使うし、大変だろうなとおもいます。
でも、ちょうど、子どもが小さい世代の方々が
良いものを求めて来たいような心憎いイベントなんですよね。
商店街を使ったフェアの底力が出たのが
一日目の豪雨の際。
屋外テント型のクラフトフェアは、雨に降られると大変です。
雨が降るだけならまだ良いのですが、たいていは風と一緒に来るので。
出店者もお客さんも必死でテントの足を押さえたり作品を雨から守ったり。
飛んでしまいそうな他のテントも加勢しにいかねばならぬし。
うちは焼物、風はともかく雨はだいじょうぶなので
こういう時は手が空いたら、衣系の方や紙、革、金属の出店者を助けに行きます。
しかし、今回は屋内なので
皆、慌てることも騒ぐこともなく
雨雲が行ってしまうのを待ちました。
あとから、海のそばに住んでいる友人が
この日は海が見たことがないくらい沖まで引いていて
「なにが起こるんだろう?」とちょっと怖かったと言っていました。
(見たこともないくらい、とは言ってもこの友人は最近海のそばに住み始めたばかりなのですが)
この日の雷雨は一部で雹まで降ったらしいですが
要は「春雷」で、この日から本格的な春になる
分け目の日だったようです。
こんな形のクラフトフェアのようなお祭りが
全国に広がると、面白いですよね。
町おこし、も兼ねているわけです。
実際にお店が開いているところを見ると
商店街も喜んでいるなぁとおもいました。
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(ゆ)