わたしが、
「ゴルフ場では無い場所」で
「顔にゴルフボールが当たる」という
「おかしな事故」にあったのは
2014年の2月の月末の日曜日のこと。
今は2016年の8月。2年半たちました。
ほんとうに不愉快なことでした。
先日
事故の現場になった朝市に今も出店している友人が、
(事故後にわたしは出店を辞めたのです)
主催者のうどん屋さんから、
「最近は月に10個くらいしか
ゴルフボールは飛んできてないよ」と、言われた。
という話を聞きました。
いまだに月に10個も・・・!!
わたしは事故にあった直後、
とにかくこの危険なコースを
なんとか改善してほしいと
ゴルフ場に伝えたのです。
ゴルフ場の雇われ支配人は
「心から反省」
しているらしかったので
「では、まず2度とゴルフボールが外に出ないようにしてください」と。
結果
そうする氣が「やはり」無かったんだなぁ・・・という
ちょっと残念な氣もしますが
事故の起こった経緯と顛末、
その後のゴルフ場の対応について
記録を残しておきたいとおもいます。
まず、そもそも
ゴルフ場からはゴルフボールは
「ひとつたりとも外へ飛び出してはいけない」
のではないのかな?
ゴルフをプレーする愛好者の方々は
岡山の長船に、こういった
危険なコースがあるということを
頭に入れていただいて
ご自分が後味の悪い加害者にならないように
くれぐれも氣をつけていただきたいです。
誰もこういった事故の加害者に
好んでなりたいとは思わないのではないでしょうか。
わたしにボールを当てた人も
事故を起こした当初はさすがに
青ざめた顔になっていました。
(その後はなんの音沙汰もないですけれど)
このゴルフ場の近くには
小さな子どもも、お年寄りも訪れる
庶民的なうどん屋があります。
道路を隔ててすぐに
住宅街も広がっています。
ゴルフというのはスポーツとして
限定された場所の中で行われるのであれば
その中の事故は保険でカバーすればいいのかもしれません。
しかし、一旦そのボールが
場外に出てしまえば
それはまぎれもなく不意の凶器です。
上から落ちてきたOBボールが
散歩をしているおばあさんの頭に当たったら?
遊んでいる子どもの目に当たったら?
走っている車のフロントガラスに直撃したら?
わたしの場合は妊婦の時に
OBゴルフボールがダイレクトに
顔にあたりました。
最初に思ったことは
何が起こったのかわけもわからず
「お腹じゃなくてよかった・・・」
ということだけでした。
もし、妊婦さんのお腹に当たって
流産したり死産したりしてしまったら
ゴルフ場やボールを打った人はどうやって
誰が責任をとれるのでしょうか・・・?
はっきり言って、
そんな時、保険なんかなんの役にもたたないのです。
取り返しがつかないのです。
実際、事故の後、わたしの身体は
日常のいろいろなところで
微妙な不具合を覚えます。
右顎と左顎は奥歯の周辺が硬くなって交互に痛むし
大きな口を開けっ放しにできなくなってしまいました。
ゴルフ場からは
「保険で払うので医療費がいくらかかるかを計算して教えろ」
という話だけしかありませんでした。
そもそも、
無理やりな事故に巻き込まれて
「保険」をもらうために
「病院」だの「整形外科」だのに
通院しなければならないのでしょうか?
そもそも、その時の、わたしは
生まれたばかりの乳児を抱えていた
100%の被害者。
交通事故ではめったにない、完全な被害者です。
わたしは、わたしが望むやりかたで治療したかったので。
保険料をもらうために
病院に自分の時間を使って
通わなければならないのでしょうか。
生まれたばかりの子どもと過ごせる時間が
減ってしまうじゃないですか。
だいたい、乳児と生活していて
せっせと病院なんか通えるか。
ゴルフ場からはちゃんと責任がとれる人間が来て
わたしにあやまるということさえありませんでした。
(やとわれ)支配人という人が
いかにもゴルフ場の景品めいたもの※を
手みやげに持って来て名刺を置いていきましたが。
(※アフリカ産の果物の缶詰セットや田舎味噌・・・いらないと言っても置いていった)
どちらも保存料入りのひどいもの
この人は来ただけで、
責任がとれる地位にありませんでした。
わたしが、もともと病院へはほとんど行かない人間なので
メンタルの様々なヒーリングや、
オステオパシーや、噛み合わせ矯正歯科などでの細かい施述を
相談したいから保険ではなくて
慰謝料をいくら払えるのか
教えて欲しいと言っても
「上に経営者が(理事のようなものか)2人いて
その人たちの意見が
ばらばらなので、対応できない」
そんなことをいいました。
自分で決められない人間が責任者だと言って来るのです。
実際に、事故にあったらこんなものなのか、と。
この使えない支配人は
言うに事欠いて
「そんなことをいうのなら
裁判でもなんでも起こしてくれたらいい」
ということまでいいました。
あきれます。
その頃、ソラとわたしと証太という三人家族でした。
二人目の娘モモは5月の初めに生まれたので
あと約2ヶ月ちょっとで生まれるという
大きなお腹で
岡山の長船にある「一文字」という、
うどん屋さんが月に一回主催する朝市に
出店していました。
今も吉井川のほとりで行われる
「福岡の市」という朝市です。
▶︎「うどん 一文字」web
備前焼のカップで
淹れたてのコーヒーを売っていました。
オリジナルブレンドのコーヒーや、
お供につくる焼き菓子を気に入ってくれた
たくさんの方と知り合い
早起きは苦手だけれど
毎月楽しく出店していたのです。
二人とも地元の人間ではないわたしたちにとっては
岡山に根付くためにあった
ひとつの大切な場所でした。
「福岡の市」の会場のすぐ横
吉井川の河川敷に
「長船カントリークラブ」という
問題のゴルフ場があります。
▶︎長船カントリークラブ
各ホールごとに表情がそれぞれ異なるコースレイアウトによって、
プレイヤーは一打一打にドラマティックな興奮を覚えることでしょう。
↑ホームページにはこんなことが書いてありますが
ドラマティックな興奮なんて覚えられてはこまります。
危険なんですから。
すぐにネットの張ってある場外に
ボールが飛んで行ってしまうつくりなのです。
今でも子どもがボールを拾って遊んでいるんです。
それにしても、事故は単純なだけに
信じられないようなできごとでした。
その日の「福岡の市」が始まってすぐに
一番端に出店していたわたしたちに
「本日の紹介」のためのマイクがまわってきました。
いつもはわたしは店の中(簡易の屋根がついています)から
マイクで話をするのですが
その月はメニューが増えて値段などがうろ覚えだったので
その屋根を出て
店の前に出した看板を見ながら
マイクでそれを読み上げていたのです。
喋っていると、いきなり
右の顎の部分を
大きな人からぶん殴られたような
痛みが走りました。
それと同時にマイクが拾った
「ゴッ」という硬いものが当たる音。
そしてわたしの
「痛ー?! ゴルフボールだ!?」
という声がマイクで拡張されて会場全体に響く。
ゴルフ場から飛び出してきたボールが
ダイレクトに私の顎に当たったのです。
農家の友人のアキラちゃんは
たまたまマイクで話ている私をずっと見ていたので
その瞬間もじいーっと見つめていたそうです。
もちろん他にもいたたくさんの出店者やお客さんたちも大騒ぎです。
事故自体はただそれだけのことです。
わたしが今、こうやって文章に
事故のことが書けるようになったのは
夫の証太に、ことあるごとに
怒りを何度も何度も聞いてもらったからです。
それから
友人のキネシオロジストにセッションしてもらったから。
フラワーエッセンスの施術者に処方をしてもらったから。
整体の先生に施術しながら話しを聞いてもらったから。
有能な歯医者の友人にかかりながら話しを聞いてもらったから。
それから、紹介してもらった弁護士の方にも話を聞いてもらったから。
それ以外にも
たくさんの友人に、腹立たしい思いを聞いてもらいました。
それに対して
ゴルフ場はとにかく、
誠意あることはなにひとつしていないのです。
ここで、話は飛躍しますが
はっきり言って、
原発もゴルフ場も一緒です。
自分で一方的な事故を起こしておいて
責任はとりません。
反省もしません。
岡山でゴルフをするプレイヤーの方は
このゴルフ場は避けた方が良いとおもいます。
いつ誰に怪我をさせてしまうのか
わからないからです。
ご近所の方、
通りかかる人、
車の方も、
万が一ということはほんとうにあります。
そして、一度あったことは二度も三度も起こります。
実際に、このそばのうどん屋さんは
2回も窓ガラスを直撃でゴルフボールに割られて
すべて保険で直して、それで双方良しとしています。
この考え方は非常に危険です。
根本的な解決を、ぜひ望みます。
怒りに任せた文章を読ませて
関係のない方には
ほんとうに申し訳ないのですが
これだけは言いたい。
とにかく、なによりも
二度と、ボールが外へ
飛び出さないようにしてほしいものです。
今でも外に出てきたボールで子どもが遊んでいるんです。
それができないのなら廃業してほしいのです。
繰り返し言いますが
原発も、ゴルフ場も
外にいる人に迷惑を一方的にかけるのだったら
無くても全くいいんですよ。
ゆう拝